キャンプ練習場campass（以下「campass」）は、秋葉原駅電気街口から徒歩5分という都心の高架下でキャンプの練習体験ができる施設です。今回の「高架下キャンドルナイト」では、この場所に約1400個ものキャンドルが灯されました。
campass周辺の施設・店舗とのコラボレーションも開催し、同じ高架下にある2k540やSEEKBASEにもキャンドルを設置。キャンドルナイトの演出を秋葉原-御徒町駅間AKI-OKAエリアのあちこちで楽しむ来訪者の姿が見られました。
また、8月2日（水）からcampassにて開催された「キャンドルホルダーワークショップ」で参加者がデザインしたオリジナルのキャンドルホルダーも約200個飾られ、色とりどりのイラストやメッセージが夏の終わりのcampassを賑やかに彩りました。

「遊び場が少ない都会の子どもたちが気軽に楽しめる、夏の終わりに“映える”イベントを開催したい」という想いから、本イベントの企画が走り始めたとのこと。campassでは、他にもさまざまなワークショップや水遊びデイなども開催しており、キャンプに限らず幅広いレジャーを気軽に体験できる場づくりが行われています。
また、今回のキャンドルナイトは、高架下という場所ながらひとつひとつのキャンドルに本物の火を使用するというチャレンジングな取り組みでもあります。火の“揺らめき”や“温かみ”を来場者にも感じてもらいたいというこだわりから、とのこと。イベント期間中は毎日着火と消火を手作業で行い、厳重に取り扱う様子が見られました（店舗に置いていただいたキャンドルや木材の近くにレイアウトしたキャンドルは安全性を考慮しLEDキャンドルを活用しました）。
今回は台東区の後援がいただけたことで、近隣学校や公共施設などに幅広くアナウンスすることも実現しました。イベントと共にcampassを認知してもらい参加してもらえたことは大きな収穫です。

今回のイベントでは、campass周辺との“つながりづくり”もテーマのひとつだったと話すのは、当社のcampass担当の一人、山田慎平さん。
山田：近隣の店舗とのつながりづくりが実はまだ浅く、今回のイベントを機にご挨拶ができればと思っていました。キャンドルとフライヤーを店内に飾っていただければと今回10軒ほどの店舗を回ったのですが、お話してみると既にcampassをご存知だったり、実際に利用されたことがあったりと、思ったよりもcampassを認知してくれていたのでびっくりしましたね。温かく歓迎していただき、キャンドルも積極的に店内の目立つ場所に置いてくれました。普段からcampassでは周辺店舗・施設を紹介した大きなマップを掲示しているのですが、イベント期間中は「高架下キャンドルナイト街歩きマップ」を作成し、campassを中心にキャンドル・店舗巡りを楽しんでいただけるような相互送客を目指しました。

campassでコンテンツ発掘の担当をしているのは安部功太郎さん。
安部：SNS運営としてInstagramではさまざまな特集を組んで紹介しています。特に人気なのは「今日のまかないキャンプ飯」というコーナー。これに惹かれてキャンプにチャレンジしに来てくれるお客さまがいる程です。今後はSNSで周辺施設案内や、キャンプ初心者に向けたコラムなども発信していきたいですね。
今回の高架下キャンドルナイトは、キャンプYouTuberベアーズ島田キャンプ氏（合同会社ベアーズ）と共催して実現したのですが、今後も引き続き一緒に新たなチャレンジをしていきたいと思っています。特に“たき火”は実施させたいコンテンツの一つで、仕事帰りに思わず立ち寄りたくなる、たき火を囲ったサードプレイスのような場づくりを計画中です。
AKI-OKAエリアは特に個人商店が多い場所。今後も面白いコンテンツをどんどん発掘しながら、地域の方々と共にエリアを盛り上げていきたいです。

・施設名称　キャンプ練習場　campass
・所在　　　東京都台東区秋葉原4-9
・アクセス　JR秋葉原駅より徒歩5分
　　　　　　JR御徒町駅より徒歩6分
　　　　　　東京メトロ銀座線末広町駅より徒歩3分

取材編集/くらしづくり・まちづくり室